ドローンを飛行する際に非常に便利なアプリがリリースされたのをご存知ですか?
その名も【JULC 飛行日誌】アプリ
※2023年10月現在 iOSのみ
JULCとは?
JULCとは、日本無人航空機免許センター(JAPAN UAV LICENSE CENTER )のことです。
国土交通省と連携して、国家資格である一等操縦ライセンス、二等操縦ライセンスを取得できる登録機関です。
アプリできること
このアプリを使用すると、2022年12月から義務化された国交省の飛行ルールにある飛行ログの記録や携帯、定期点検の記録を携帯するなどを国土交通省のフォーマットに合わせて記録してくれます。
現場で色々多忙な中、非常に便利に記録と携帯ができるものになってます。
※全ての機能は無料でご利用いただけます。
機体の登録
機体名と機体の申請している、無人航空機の登録番号やシリアルナンバー、製造メーカーを登録しておく事ができます。
複数台機体を持っている際には、事前に登録しておけば選択するだけで飛行機録が簡単に記録できます。
登録時に必要な項目
- 機体名称(任意)
- 無人航空機の登録記号
- 総飛行時間
- 種類
- 無人航空機の設計製造者
- 型式認証区分
- 無人航空機の型式認証書番号
- 機体認証の区分
- 無人航空機の機体認証書番号
操縦者の登録
個人で使用している場合は、自分だけ登録すればOKですが、法人の場合には操縦者が複数人いることもありますので
使用端末を固定することで一括管理することが容易になります。
登録時に必要な項目
- パイロットの氏名
- 無人航空機操縦者技能証明番号
飛行記録
飛行時間は浮いている時間なので、離陸前・着陸後にアプリの記録開始・終了を押します。
※飛行を行うには飛行前点検を完了する必要があります。
入力項目
- 飛行概要
飛行前後の点検記録
チェックを入れるだけの簡単点検ですが、必要項目が全てあり問題部分は備考欄に入力できるので非常に便利です。
普段意識していても、過酷な現場だと漏れてしまうことも多い点検項目を網羅しているのは非常にわかりやすいです。
すべてのチェックが入らない状態では点検完了のボタンが押せず先には進めないようになっています。
確認する項目
- 機体全般
- プロペラ
- フレーム
- 通信系統
- 推進系統
- 電源系統
- 自動制御系統
- 操縦装置
- バッテリー
- 機体識別表示
- リモートID
- 灯火
- カメラ
- 特記事項
定期点検記録
飛行時間が20時間をすぎると点検整備の通知が出ます。
飛行前後に点検をしているので、めったに大きい異常は見つかることも少ないですが、プロペラの劣化やパーツの破損などは結構定期点検で見つかります、私は案件の合間に定期点検とFWと実施するようにしています。
直前にFWの告知が出るとかなりドキドキしますし。
入力項目
- 点検内容
- 実施理由
- 備考
記録のCSV出力可能
普段の記録を国土交通省のフォーマットに合わせた形で自動的に記録されています。
いざ、「提出してください。」などの対応に簡単になります。
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