GoogleスプレッドシートのTEXT関数を徹底解説!使い方と実例集

はじめに

スプレッドシートでのデータ管理では、数値や日付をフォーマットする場面が多々あります。TEXT関数を使うことで、数値を通貨形式に変換したり、日付の表示形式をカスタマイズしたりと、データを見やすく整えることが可能です。

この記事では、TEXT関数の基本から応用までを実例を交えながら解説します。TEXT関数を使いこなして、データをより見やすく、理解しやすく整形しましょう。


目次

TEXT関数とは?

TEXT関数は、数値や日付を指定した書式で表示するための関数です。たとえば、通貨やパーセンテージ表示、日付のフォーマットを変更するなど、データの整形に欠かせません。特に、数値が大きいデータや複雑な日付データをわかりやすくするのに適しています。

TEXT関数の基本構文

=TEXT(値, "書式")

: 書式設定を行いたい値やセルの参照。

書式: 値をどのような形式で表示するかを指定するテキスト。


TEXT関数の基本的な使い方

まずは、TEXT関数を使って数値や日付を整形する基本的な例を紹介します。

実例1:通貨形式で表示する

数値を通貨の形式で表示する際に、TEXT関数を使うと見やすくなります。

データ例

売上
500000
750000

この売上を日本円の通貨形式「¥」を付けて表示したい場合は、次のようにTEXT関数を設定します。

=TEXT(A2, "¥#,##0")

結果

売上
¥500,000
¥750,000

TEXT関数の応用例

TEXT関数は、基本的な数値の整形だけでなく、日付の形式変更やその他のカスタムフォーマットにも対応しています。ここからは、実際の業務で役立つ応用例をいくつか紹介します。


実例2:日付の表示形式を変更する

日付データを「年/月/日」や「年月」形式に整形することで、データの意味がわかりやすくなります。

データ例

日付
2023-10-01
2023-11-15

この日付を「yyyy年mm月dd日」形式で表示したい場合、次のように設定します。

=TEXT(A2, "yyyy年mm月dd日")

結果

日付
2023年10月01日
2023年11月15日

実例3:パーセンテージの形式に変換

数値をパーセンテージ形式で表示する場合にもTEXT関数が便利です。

データ例

0.25
0.5

数値を「25%」「50%」のようにパーセンテージで表示するには、次のように設定します。

=TEXT(A2, "0%")

結果

25%
50%

実例4:桁数を固定する

TEXT関数を使って、特定の桁数で表示することも可能です。たとえば、請求書や伝票番号のように、固定桁数で表示したい場合に役立ちます。

データ例

番号
45
8

桁数を「00045」「00008」のように5桁に固定するには次のように設定します。

=TEXT(A2, "00000")

結果

番号
00045
00008

実例5:曜日を表示する

日付データから曜日を表示する場合にもTEXT関数を利用します。

データ例

日付
2023-10-01
2023-11-15

曜日を「日」「月」のように表示したい場合、次のように設定します。

=TEXT(A2, "aaa")

結果

日付曜日
2023-10-01
2023-11-15

実例6:日付と時刻を組み合わせた形式

日付と時刻を組み合わせた形式で表示したい場合にもTEXT関数を活用します。

データ例

日付と時刻
2023-10-01 14:30:00
2023-11-15 09:00:00

「yyyy/mm/dd hh」の形式で表示するには次のように設定します。

=TEXT(A2, "yyyy/mm/dd hh:mm")

結果

日付と時刻
2023/10/01 14:30
2023/11/15 09:00

TEXT関数と他の関数を組み合わせた応用

TEXT関数は、他の関数と組み合わせることで、さらに便利にデータを整形することができます。


実例7:IF関数とTEXT関数で条件付きの表示を行う

IF関数とTEXT関数を組み合わせると、特定の条件に応じてフォーマットを変更できます。

データ例

0.6
0.3

このデータを、50%以上の場合は「合格」、それ以下の場合は「不合格」と表示したい場合、次のように設定します。

=IF(A2 >= 0.5, TEXT(A2, "0%") & " 合格", TEXT(A2, "0%") & " 不合格")

結果

結果
60%60% 合格
30%30% 不合格

実例8:DATE関数とTEXT関数で特定の形式で日付を組み立てる

DATE関数で日付を作成し、TEXT関数でフォーマットを指定することができます。

データ例

2023105
20231112

年、月、日を組み合わせて「yyyy年mm月dd日」形式で表示したい場合は次のように設定します。

=TEXT(DATE(A2, B2, C2), "yyyy年mm月dd日")

結果

日付
2023年10月05日
2023年11月12日

TEXT関数のメリットと注意点

メリット

  • データ整形が簡単: 通貨形式、日付、パーセンテージなど、さまざまな形式に変換できる。
  • 他の関数と組み合わせやすい: IFやDATE、CONCATENATE関数などと組み合わせることで、より柔軟なフォーマットが可能。

● データ整形が簡単: 通貨形式、日付、パーセンテージなど、さまざまな形式に変換できる。

他の関数と組み合わせやすい: IFやDATE、CONCATENATE関数などと組み合わせることで、より柔軟なフォーマットが可能。

注意点

  • 文字列として扱われる: TEXT関数で変換した結果は文字列として扱われるため、数値計算には使用できません。
  • 指定形式の誤りに注意: 書式指定が正しくない場合、意図しない結果になることがあります。

文字列として扱われる: TEXT関数で変換した結果は文字列として扱われるため、数値計算には使用できません。

● 指定形式の誤りに注意: 書式指定が正しくない場合、意図しない結果になることがあります。


TEXT関数の実践活用まとめ

TEXT関数を使えば、数値や日付をわかりやすく整形して、視覚的に見やすいデータ管理が可能です。IF関数やDATE関数と組み合わせることで、さらに柔軟なデータ処理が実現できます。データの見やすさや操作性を高めるために、ぜひ活用してみてください。

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この記事を書いた人

ドローン撮影、動画編集、サイト運営、パソコンスキルを説明紹介

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